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2016年3月19日土曜日

【カナダ永住権】移民弁護士事務所に永住権の相談に行ってきた


移民弁護士事務所に行ってきました。
カナダには永住権取得を目指して来ています。仕事がフルタイムになったことからそろそろ準備を始めようと、まずは1軒目の弁護士事務所を訪問してみました。


相談の前にしたリサーチ


一通りCICなどのウェブサイトを読み漁り情報収集しました。移民弁護士やコンサルタントは初回無料カウンセリングを設けているところもあるので、各移民プログラムの違いや自分の状況など大体の内容は自分で理解した上で、細かい疑問点や自分ではカバーできなかったところを弁護士と確認するようにしました。

カウンセリングの目的


今すぐ永住権申請!というよりは準備のため、以下のような話を聞きに行きました。
・私がどの永住権プログラムに(今後)該当するかと申請ステップ
・私のケースでもLMIAが必要か
・必要な場合:LMIA取得のお手伝いについての道順

LMIAとはLabor Market Impact Assessmentと呼ばれるもので、永住権申請において「カナダでの仕事/ジョブオファーがある」と言うのに必要な審査です。

2015年よりExpress Entryというシステムができ、移民プログラムに申請をするには先にこのシステムへの登録が必要になりました。登録すると、ポイントの高い人から順に「移民プログラムに申請してもいいですよ」という招待状が与えられます。2016年3月9日の通過ポイントが473点。その前が453点、前の前が459点。このぐらいのポイントを稼ぐのが、LMIAなしでは難しそうで。逆に、LMIAさえ取れればそれだけで600ポイントが取得でき余裕で通れるんです。

私のケースでも必要か?というのは、私の雇用主がカナダ政府に登録されたチャリティーで、普通のワークパーミット申請時にはLMIAが免除されるからです。永住権申請にも適用されるのかを確認しに行きました。

どの事務所に話を聞くか


相談する弁護士・コンサルタントを決めるにあたって、
・日本で勤めていた会社ともやり取りすることになるのでは?
・日本人の永住権サポート実績があるところの方が頼りになるのでは?
と思ったので、日系企業を調べてみました。以下、調べたり問い合わせたところ。

1. 日本にいた頃から知っていたビザJPカナダさん
実績豊富でいい噂ばかり聞くし、何回か問い合わせをさせてもらった際の対応も迅速丁寧。ただしバンクーバーのため書類の受け渡しなどが簡単にできないのと、初回カウンセリングが300ドルかかります。
最終的に申請を依頼するとこの料金は引かれるみたいだけど、代理申請料金が初回カウンセリングでしか教えてもらえないのがネックだなと思いました。
※追記:前回「詳細は有料カウンセリングで」と言われたのですが、改めて問い合わせてみると「カテゴリーによるが$3500〜5000(税別)」とのご回答をいただきました。

2. エグリントンの日系事務所2つ
トロントの移民コンサルタントで調べるとトップの方に出てくるこの2つはいい印象がありません。
・まず、Q事務所(U氏)は口コミがとっても悪いので論外。
・そしてK氏。サイトを見て問い合わせてみたのですが、「基本的にあなたでは無理」「唯一考えられるのはこの方法しかない」「でもそれも多分無理でしょう」といったネガティブなことばかり言われました。自分で調べていた情報と違ったので指摘すると「確かにそういう方法もあるけど(あるんかい)簡単ではない」と言われたり、端的に言うと信用できなさそうだったので止めました。
※追記:K氏には「PGWPの後ワーホリビザを取るのはほぼ不可能。却下されるでしょう」と言われていましたが、本日(3月23日)無事承認されました。ほんと無茶苦茶な人だ・・・

3. トロントの事務所O社
今回カウンセリングに行ったところ。
日系ではないけれど日本語サポートがあり、日本人のサポート実績がありそうだったので話を聞きに行きました。

4. 知り合いに紹介してもらった中国系コンサルタントさん
やはり口コミは大事。ご紹介者の方は上記U氏に依頼して1年半以上待たされたりとんちんかんなことを言われた挙句、申請まで進まなかったため料金を払い直してこちらのコンサルタントにお願いし、すぐに取得できたそう。

ということで、相談するのは
・O社
・ご紹介いただいたコンサルタント
の2社にして、内容次第でビザJPカナダさんにも相談してみようと思います。

追記:コンサルタントさんの紹介はしていません。

O社事務所訪問&相談結果


最初に日本語サイトからカウンセリング予約をし、訪問しました。日本人の方とのメールのやり取りが、ちょっと抜けていて早速不安になりました。そして事務所に行くと同じ方が登場。身だしなみや対応が未熟でさらに不安に。でも、彼女はアシスタントで担当弁護士ではないそう。

その後少し遅れてきた中国系カナダ人弁護士の方はテキパキわかりやすく話をしてくれ、疑問にも的確に答えてくれました。頭の回転が早くてスムーズに応答してくれます。結果、彼に言われたのは
・LMIAを取らなくても必要ポイントは取れる
・日本で3年半の職歴があるのと、post secondaryの学位2つを取得していることから英語テストでいい点さえ取れればExpress Entryは突破できる。話してる感じ英語テストも問題なさそう
・$13,000(約110〜130万円)くらい残高証明できないとダメだけど大丈夫?
・あとはもろもろ必要な書類を揃えてね!はい、リスト!
ってな感じでした。

いやー、K氏にボロカスに言われていたので、目から鱗!書類さえ揃えれば申請できるなんて…まじですか?

ただ、この必要書類ってのがたくさんあって準備に時間がかかるので、まずは
・英語テストで上級スコアを取ること
・日本の大学の成績証明書を審査機関に出して審査してもらうこと
から始めなさいと言われました。

なぜか弁護士さんはもうやる気。まだ料金聞いてないんだけどなーと思って「料金の話しなくていいの?」って聞いたら「あ、そうでした」ってな感じで教えてくれました。

O社の場合
・Express Entry申請代理費用が$500
・招待状が来て、本申請に進む際の費用が$3500

これに政府に払う費用や、準備にかかる費用(英語テストとか諸々)を合わせて大体$6000くらいを見ておくように、ということでした。他社とまだ話していないけど、ネット情報によると料金は平均的なもよう。永住権という切符が約60万円で手に入るならそんなに悪くないのでは。まあ、弁護士やコンサルタントを雇うかどうかは、あと数社聞いて考えよう。

ちなみに日本人アシスタントの方は英語でのやり取りが困難な人のための通訳だったよう。私は問題なく会話できたので、弁護士の方が来るまでに一通りこれまでの経歴や聞きたいことなどの質問を受けたぐらいでした。

日本語と英語の両方でやり取りをしてみて思ったのは、こちらでやってきたことやCIC特有のビザ・法律関連の話をするのは、英語の方が圧倒的にやりやすい!普段英語でやっている内容や英語で読んでいる情報を日本語で話すとなると、頭の中で翻訳しなきゃいけなくて不便でした。

また、必要書類の準備は日本での雇用主とのやり取り含めて自分でやるみたいなので、日系だから助かるみたいなことも特にないかと。こちらで仕事ができるレベルの英語力がある人は、あえて日系サービスを探す必要はなさそうです。

最後に、セカンドオピニオン、大事!!
「カナダ政府公認移民コンサルタント」と言ってもU氏やK氏みたいな人もいるので、1人にボロカス言われたからって諦める必要ないですよ。私もO社の言うことだけを鵜呑みにするつもりはなく、他の意見も聞いて進めるつもりです。

以上!
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永住権申請についてはこんな記事もどうぞ:
③Express Entryプロファイル登録
②英語能力試験CELPIPを受ける
ITA(招待状)が来た!&Express Entryおさらい
①大学の卒業証明&成績表をWESで審査してもらったよ
移民申請に弁護士やコンサルタントは必要か?&料金比較

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